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SUB STORY KAGUYA #02「戦闘」

輝夜を先頭に5機のバトルドライバーが編隊を組み、ゆっくりと成層圏を滑空する。
眼下には青く光る水の惑星、地球が見える。輝夜はこの景色を見るのがとても好きだ。
だが、今の地球は所々が黒く焦げ、傷口がうずいている様に見え痛々しい。
顔を上げると、そこは漆黒の闇が広がっている。
無限とも思われる静寂に、先までの激しい振動が嘘のように感じる。

“静かだ…”

と思えたその時、静寂を切り裂く緊急警告音がコックピット内に響いた。
「旋回! 第3次攻撃陣形!」。

反射的に全機体が放射状に緊急旋回する。
刹那、数条の波動光線が隊列の残像を掠めていった。
「何!いまのは。どこから!?」

鳴り止まない警告音、波動攻撃の影響かコクピット内に電流が走り、モニターが歪む。
漆黒の空間にスパークする放電現象。
誰もが壮絶な一撃だったと肌で感じたはずだ。当たると死ぬ、、、。

前方の空間が揺らぎ、奴が現れた。
奴は輝夜たちの編隊に向けて激しい波動光線を放射してくる。機動力なら負けることはない。

輝夜たちは乱射する波動光線を巧みにかわし、敵機を追い詰めていく。
「第2次攻撃陣形に移れ!」
輝夜がそう指令を出したとき、本隊の後方の闇が揺らいだ。
“なに?他にも敵が?”

輝夜は激しく揺らぐ闇の中に、双眸らしき赤い光を認めた。再びコックピットに警告音が鳴り響く。双眸の先には味方機が。

“撃ってくる!”

直感と同時に身体が無条件に反射する。輝夜は双眸と味方機のライン上にすべり込んだ。
次の瞬間、輝夜は眩い波動光線の光の中に溶け込んでいた。

被弾による損傷は激しく、バトルドライバーは見るも無惨な姿だった。
さらにどこかの回路が影響を受けたらしい。通信も途絶えた。

輝夜はコックピットのなかでどうすることもできず、バトルドライバーとともに地球の引力に引かれて落ちていくしかなかった。

第三話近日公開予定!